心の変化。流産から。
流産から、水子供養にいってとつぜん復活した私は筋トレに目覚め、毎日を過ごしている。
そのせいで自分の中から母性も薄まり、子育てとか、子供についての思考がかなりなくなってしまった。
悲しみにくれていた日々や気持ちさえ忘れそうだ。
それよりも、毎日筋トレが楽しくて仕方がない。
しかし夫は今年中には子供がほしいらしく、3か月自然にうまく行かなかったら、体外受精したいと言い出した。
私は残念ながら、あまり気が進まない。お金はかかるは、時間はとられるわ、私は不妊治療のクリニックが好きじゃない。
機械的な対応。混んでる場所。なにか憂鬱なもやもやした場所の気がして、面白いものではない。
12月で43歳になる。
後がないのはわかっていたとしても、私は今筋トレにハマっているのだ。
4月妊娠がわかって、5月流産してそのあと苦しみ約2か月いろいろな心の変化と身体の変化があった。
そして今は日常にやっと戻って穏やかな生活を送っている。
流産でぽっかり空いた穴はずいぶん小さくなったのだ。
もちろん芸能人が第二子妊娠とか毎日のように記事が出るものの、前より興味薄になり、傷つかなくなってきた。
前の自分に戻りつつあるのだ。
胸も小さくなった。私は小さい胸が好きだ。
あの妊娠した時の徐々に大きくなる胸が嫌いだったし、大きくならないでと思った。
大きくなれば皮膚は伸びるし、出産後縮んで垂れるのが目にみえている。
はじめっからミルク育児でいいと考えているのに、身体は勝手に胸を大きくするのも、自分を自分でコントロールできない不自由さを感じていたのだ。
母性が今は薄いからなおさら嫌悪感がある。
私は自由がいいし、自分を自分でコントロールしたい。
それが子供のせいで勝手に変えられるのは好きじゃない。
だから今、妊娠したいかといえば、そこまでなのだ。
気持ちの変化は、私の心の変化というよりも、脳の分泌物やホルモンなものだと思う。
流産は自然流産は、そんなに大変ではないけれど、心へのダメージが強すぎる。
失う悲しさが大きすぎる。
もちろんそれでも子供が欲しいという人が大半だろうけれど、私は、今はそれほどでもないというのが正直なところだ。
それよりも、筋トレして、強靭な身体が欲しい。
姿勢がよく、疲れにくく、鍛えられたお尻はすいすい私を歩かせ、柔軟な身体は音楽に身軽にノリ、動き、どこでもいけそうな身体が欲しい。
きっとこれも、流産の悲しみや、妊娠中の不自由さから反動できているのかもしれないが、私は今そういう状態だから、どうにもならない。
無理はしない。
無理すればかならず後でその反動がくる。
今の私は、私が認めている。
だからオーケーなのだ。