誰もが持っていて、誰もが無くすもの。
人間は必ず、死ぬ。
これだけは、誰もが与えられた権利だ。
それは人ぞれぞれいつかはわからないが、死ぬのだ。
ある時突然若くして亡くなる人もいれば、
病気で亡くなる人、
寿命平均あたりで亡くなる人、
寿命を通り越して100歳まで生きる人。
でもそれはいつかわからず、そしてどこに該当しようと、死ぬのだ。
人間性がすばらしい人も、人を殺した人も嘘つきだろうとなんだろうと、
平等に死は与えられている。
そして生きている時にしか、記憶はない。
もちろんもってるお金も家も家族も人気も権力も、何もかも、この世に置いて死んでいく。
自分の命だけは、自分のもので、
ただし自分の命は時間タイマーがなった瞬間、なくなる。
唯一この世で、誰にでも与えられたものが、命で、またすべての人がそれを無くすのだ。
それが前提でみんな生きている。
死ぬ瞬間はあっと言う間だ。
あ!と思う時にはもうこの世からおさらばしている。
全身麻酔したことがある人ならわかるだろう。
あの意識が消える瞬間を。
せっかく頂いた命なので、無くなるまで、それをたくさん使い切りたいと思う。
自分で寿命を決めてみるのもいい手だ。
たぶん自分で、この辺と決めた年の+10歳、もしくは−10くらいが寿命なのだろう。