別居の決意
心は折れ、疲れた。
今はどうしても、どうしたらよいかわからず、考えるのもしんどい。
このまま同じ部屋で、近くにいるからこそ、辛い。
へんな空気が辛い。
もう、前には戻れない。
壊れたものは、どうにか形になっても、不細工だ。
美しいものが好きだ。
だめ?それでは?
愛する家族でいたい。
お互いを愛し、愛され、こころから、好きあえる仲の、結婚でありたい。
完璧な人間なんていない。
嫌なところもあって、良いところもあって、欠点や弱いところがあって、強みがあって。
そういうものだけど、ものには限度がある。
私の中での限度が超えて、器から水が溢れ出してしまった。
外に出るのは寂しいし怖い。
一人は誰だって辛い。
だけど、偽りの、家族、偽りのパートナーは、もっと辛い。
それだったら一人でのびのび頑張って、その中で出会う人が、いるかもしれないし、いないかもしれないけれど。
ただ、私は、偽りは好きじゃない。
彼に本心から、好きだとか愛してるといえない。
なにか、隣に寝ている、隣にいる、他人と思えてならない。
夫だから、生活費を払ってくれる人しか思えない。
でもそれって、虚しい。
どこかで、息詰まる。
どこかで、不満がくすぶる。
彼は浮気をして、嘘をついて、この関係を続けようとしたことは、私には難しいけれど、
私だって、はたして夫をちゃんと愛してたのかわからない。
好きなのもわからない。
自分で感じてなくても、何かつながりがあるんじゃないかと思いたかったし、いろいろな、ところにいって、楽しんだ。
だけど、肝心なところで、すれ違ってしまった。
夫は、どうして浮気をしてしまったのかわからないという。
たまたま出会い系の広告が流れてきて、入ってしまって、女性たちと出会って、自分の寂しさや、暇な時間を、遊んでいただけなのだろう。
でもそれが、悪いことだと、少しは感じていたから、私に嘘を付き続けた。
遊びなんだろう。
彼にとってはセックスも、たいして意味がないのだろう。
だけど、その遊びは、妻を、傷つける。
どうしても、悲しくなる。
やっぱり、セックスというのは、とてもプライベートなもので、そんなたくさんの人たちと分かち合うものではない気がする。
私はやはり女だから、ただの性処理のためのセックスは人とできないし、気持ちよくないだろう。
虚しくなるだろう。
本当に心が会い、触れ合うことは、とてもかけがえのないセックスになるだろう。
それは夫婦だから、本当に心を開いてできることかもしれない。
長く一緒に手を繋いで、歩むことは、きっと死ぬときに、後悔のない、死に方ができるんじゃないかなと思う。
理想や夢ばかりと思うけれど、理想や夢は、見ていいと思う。
なぜ、辛い環境や、苦しい、不安を、毎日共にする人と味合わなくてはいけないのか?
なぜ、幸せに二人で、過ごしてはいけないのか?
私は別に狭いマンションでもいい、本当好きな愛する人だったら。
いや、結婚ってそういうものじゃないでしょ?
別に、空気でいいじゃん。
愛だの好きだのなんて、2年もすれば冷めて、亭主留守がいいになるでしょ?
そうかもしれない。
でもそれでも、信頼関係がちゃんとあって、ドキドキがなくなっても、安心できる家庭がほしい。
今私は悲しみは、疲れ、迷いしかない。
どうしたらいいのかわからないし、彼に私を気を使ってほしくないのだ。
彼には自由に幸せになってほしい。
だけど、私にはそれが今できない。
傷つけ合うだけだ。
私はそんな関係や時間はいやだ。
逃げてるといわれてもいい。
それだけの愛だったの?といわれるかもしれない。
でも我慢して、辛い時間を過ごして、一緒にいることが、愛なのか???
一緒にいなくても、相手の幸せを願えることが、私には大切なのだ。
まだ引っ越し先の手配もできてないけれど、一度離れて、それから考えるほうが、私は良いと思った。
それで別れてしまったらそれまでだし、縁があれば、また一緒に住むだろうし。
それはわからない。
ただ今、一緒にいないほうがいいのだ。