流産後の旦那の言葉にイラッとする。
私は悲しくて泣いたり、元気を戻そうと前向きな話をしたり、でもやっぱり落ち込んだりしている。
だって昨日のことだから。
でも彼はまたすぐ作れるからといった。
いつだろう?
私は今42歳
前回妊娠したのは40歳だ。
そのすぐっていつだろう?
来年?再来年?
私はいつできるのかわからないものを待つのが嫌だ。
待つのが嫌いなのだ。
だから子供のために環境のいいところに新しく引っ越したし、仕事だって産休とれやすそうなところにしている。
それなのに、肝心の子供は妊娠しても育たない。
虚しい。
虚しい。
彼は流産した当日、今日自分の白髪染めしてくれない?といった。
私は白けた。
この人は自分のことしか考えてないのだ。
今日はやだといった。
そしてまた少しして、今日エッチしようかといった。
私は呆れた。
私の子宮にはまだ死んで2週間くらいだった、胎児がいるのだ。
そしてそのことを私は今日知ったのだ。
さっきまで泣いてたのだ。
どうしてエッチする気なんてなれようか???
私にはその神経がわからない。
私は自分のことしか、考えられない旦那に冷めた。
気持ち悪いとさえ思えた。
人の気持ちがわからない人。
たしかに彼だって子供がいなくなって同じように悲しいかもしれない。
だけれど、私とは違う。
私はそんなに早く復帰できない。
彼のように白髪染めのことや、セックスしたいなんて思えない。
私の気持ちなんて彼はわからない。
私はこう思っていた。
もし子供が流産したら離婚したいと。
たしかに引っ越した部屋は過ごしやすいし環境はいい。不自由ない生活。
だけれど、一番大切な、ものがない。
彼は毎日イライラしている。
車の運転中の前の車、電話の相手が留守電を入れないこと、店員の態度、つまずいた時の物に、テレビの司会者に汚い言葉を吐き散らす。
そういう、日常のことが、好きじゃない。
いいところはあるけれど、同じくらいに嫌なところがある。
おじさんくさい態度。
子供のように食事中に鼻をティッシュでホジホジするところ、おじさんくさいクシャミ、いつもジムにいく黒い服を毎日着ていること、昼間で寝ているくせに、なぜかすぐに風邪ひくこと。
何もかもが嫌だ。
私は彼のいいところをいつもさがすようにしているけれど、嫌なところばかりが目立つ。
私は努力し、この4.5年間でいろいろ成長したけれど、彼は何も変わらない。
隠居生活のように、毎日昼まで寝て、テレビとスマホをいじり、やっと夕方になって少し動き、ジムにトレーニングにいく。
私は彼とキスをしたくない。
生理的に受けつけないのだ。
セックスはまだおもちゃをしながらするからいいけれど、明るいのはだめだ。
彼の姿をみたら萎える。
筋トレは好きだが、お腹を鍛えないから、ポコッと出たお腹を見ると萎える。
おじさん臭もする。
なるべく、嗅ぎたくはない。
これから彼が若くなることはない。
どんどん口うるさいおじいさんになっていくのだ。
私はもし自分の自由がうばわれそうになったら耐えられず逃げるだろう。
私は自由が全て。
自由がないと息ができない。
次出会う人は、背の高い人にしよう。
歳もあまり離れてない人。
安心して子供が産める相手がいい。
私はどうしてこの人を選択したのか今日はわからない。
私にはあってると思ったのだけど。
でも私は心に止めている。
あなたにとって、楽で、楽しくて、便利なものを選びなさいと。
私は多いに賛成だ。
私はそろそろ外の世界に足を向けほうがいいのかもしれない。
誰の目も気にせず。