夫婦は好きなものが違ってもいい、嫌いなものが共通であれば。
私が株の勉強をしている時、
夫は占いの本をみている。
私が株のチャートの見方をリアルタイムで見ている時、
夫は今日はいい日だから宝くじを買いたいという。
相容れない二人だ。
私は目に見えない不確実なものに時間を費やす価値がわからない。
占いとか、お祈りとか、過去の勝率もわからない、成功に向かってるのかわからない、なぜそのような本を熱心に見るかわからないし、他人に自分の人生を譲りたくないし自分で考えて自分で決めたい。
夫は目に見えないものに、ひたすらお金や時間をつぎ込む。
神へのお祈り、どうぞお金持ちになれますように。等。
今年はいい年かどうか、自分にメリットを持たしてくれる人は誰なのかを本を読んで、思い込む。
私は彼のことを自分とは別の人種として尊敬はしているが、そういう生き方が好きなわけじゃない。
じゃあなぜ、二人は夫婦でいられるのか?
それは、二人とも束縛が嫌いだからだ。
不自由なのは嫌いだ。
そこは共通している。
自由を手にするには、お金も必要だし、お互いがやってることに干渉しないことも大切だ。
ある程度ほっておける相手であることが重要なのだ。
だからといって、どっかに片方が行き過ぎたり、しては夫婦として崩壊してしまう。
そういう点でバランスがとれている。
結婚や夫婦って本当に夢物語ではないのだ。
そういう人を見たことがない。
結婚当初は新婚時期は、婚約指輪だの、相手の高スペックだの浮かれた感じは出るものの、何年かたつとそれは消え去り、お互いのスペースを程よく保てる感じで生活している。
もしこれから結婚する人や新婚の人は、あと何年かすれば変わっている自分に気づくことだろう。