思考を、捨てる。
記憶を捨てるのには、時間がかかる。
記憶を捨てるよりもシンプルなのは、思考を捨てることだ。
要は自分が、「これはこうじゃなくちゃいけない」と決めていたことを捨てるということだ。
例えば、「夫婦は一生添い遂げなくちゃいけない。」という思考を捨てる。
例えば、「人間は長生きして平均寿命まで生きなくてはいけない」という思考を捨てる。
例えば、「子供を作らなくちゃいけない、作らないと幸せになれない」という思考を、捨てる。
例えば、「人間は毎日努力し、勤勉に働き、お金をたくさん稼ぐことが良いこと」という思考を捨てる。
例えば、「お金をたくさん稼がないと自分に価値がない」という思考を捨てる。
例えば、「女性はスリムできれいでいなくてはいけない」という思考を捨てる。
こういう、あまり前のように、こうしたほうがいい、こうじゃなくちゃいけない、というたくさんの思考に囚われすぎると、生きづらくなる。
だって、一人で生きてるわけではないから。
だって、その思考が自分にとって本当に幸せかなんてわからないから。
学校や会社や親や周りや友達やテレビやニュースでいわれている思考が、あなたを幸せにしてくれるとは限らない。
逆にその思考は、あなたを生きづらくさせ、毎日を苦しまざる原因になっているかもしれない。
「こうじゃなくちゃいけない」っていうのは、勝手に自分が自分に対して暗示をかけているだけかもしれない。
もし夫婦になったら一生添い遂げなくてもいい、なら、そんなに真剣に不倫を悩まなくていい。
たまたま出会って結婚しただけで、それを解消してもいい権利はあるのだから。
不倫をした相手はすでにはじめの約束を放棄したのだったら、もうその一生っていうやつから、開放されていいわけだ。
いろいろな思考がある中で、「自分を苦しませる思考は捨てていい。」といえる。
なぜ、幸せになろうとしないのか?
あなたは、幸せになるために、生まれてきたのだから。
けっして誰かが作った思考や、誰がいった思考通り、生きる必要は、ない。