サレ妻の決意。
もしあなたが夫に不倫されて問題が解決し、両者に慰謝料も貰い、離婚もせずに、結婚生活をすることに決めたとしましょう。
しかしあなたは、すでに「サレ妻」になってしまったわけです。
自尊心はズタズタなわけです。
一生を誓った一番自分を大切にするはずの人間が、自分を一番傷つ、地に落としたわけです。
これは消えません。
相手の女性は対して話したこともないし、もう今後会うこともないでしょうけれど、残念ながら、あなたの隣にはずっと「シタ夫」がついてまわるのです。
忘れても、何年かに一度何かの拍子に思い出しフラッシュバックに苛まれるかもしれません。
歳をとって、憎しみが復活するかもしれません。
あの時離婚していたらと思うかもしれません。
もう「サレ妻」がきえることはないでしょう。
ではどうすればいいのか?
離婚しないのなら、「サレ妻」として自分で格上げしなくてはいけないのです。
もう「普通の結婚生活」とは無縁の人生を送る覚悟をしなくてはいけません。
そうです。
過去との清算を慰謝料等で問題解決したで終わりではないのです。
その後に続くのは、「サレ妻の格上げ」です。
まあ悪さをした夫は問題解決後はあなたに優しくなり、家事もいくらかやるようになったり、いうことをきくようになったでしょう。
まあ尻に敷かれた状態になったわけですが、それでは満足できないのが、サレ妻です。
自尊心は夫を尻に敷いただけで満たされるでしょうか?
違いますよね。
虚しいだけ。
この人は自分のことを愛してないことがわかったわけですから。
目をそむけてはいけません、現実から。
ようは結婚した「シタ夫」は自分都合勝手のいい男だったわけです。
不倫した時点で「嘘がつける人間」「人を傷つけてもいい人間」だと本性と弱さがモロバレになったわけです。
そんな夫とこれからも一生に生活していくわけですよね。
その為には、「普通の結婚生活」は望まないことです。
こっぴどく妻から言われたからと言って、この先歳をとって、もう一度同じことが起こらないなんて、考えるほど、間が抜けた妻にならないようにしてください。
一度嘘がつける人間になると、自分が弱い立場に置かれた時や魔が差した時に同じことを繰り返さないという保証はないのです。
はっきりいって、ありません。
「サレ妻の覚悟」とはまず、そういう夫とこれからも一生に生きる決断をしたということです。
甘い考えは捨てましょう。
そして、問題は解決した、慰謝料ももらった、夫も戻ってきた、あーよかったなんてそこで思ってはいけません。
私の夫のお父さんは、夫の妻がガンの末期で入院中に病院で働く食事を作ってるおばあさんと恋仲になりました。
二人とも70代でしたよ。
お義母さんの闘病日記には、お義父さんの彼女が私の部屋にお花を飾りに来ました。と書いてありました。
歳をとったからって、病気を妻がして入院してたって、浮気するおじいさんはたくさんいるのです。
これが現実です。
現実なのです。
しかし夫は浮気をしても、離婚はしないでしょう。
浮気は治らない、でも離婚はしたくない。
そういう人種「シタ夫」とこれからも一生生活していくのです。
では「サレ妻」はどうすればいいですか?
自分で自尊心を高めないとだめです。
「サレ妻の格上げ」は必ず必要です。
最後に「サレてよかった」という結末に、その悔しさや辛さや悲しみがあったからこそ、その負のエネルギーさえ、上手に使い、自分を格上げするのです。
そのうち「サレてよかった格上げ妻」になります。
その時こそ、本当の自尊心の復活と、心の安らぎが来ます。
その方法はたくさんあります。
美容に燃えるでも、仕事に燃えるでも、通常では出せないエネルギーが必ず「サレ妻」は持ってます。
その頃にはどんなに「シタ夫」が浮気しようと、もう手の届かない自信に満ち溢れた「サレ妻」に変身していることでしょう。
もう「シタ夫」にどんなに浮気されようと、自尊心を傷つけられこともない、鋼の精神を持った妻に変身していることでしょう。
それはきっと、神々しい妻だと思いますよ。