無い物ねだりをしない習慣を身に着けよう。
悲しくなった時、不安になったとき、絶望の時、何もかもが嫌になったとき、死んでしまいたいと思ったとき、、、。
ふとした夜の虚しい時間にやってくる、マイナス思考な時。
それは、「無い物ねだりをしている子供」の心理に近い状態になっている。
あれがない、これがないと騒いでいるのだ。
感謝を忘れて。
不平不安を積み重ねては、どんどん自分で落ち込んでいく。
そういう状態であることを、自分がすぐに気づくことが大切だ。
なにかモヤモヤする。
なにかうまく行かない。
そんな時は、だいたい無い物ねだりをしている。
でも、そろそろやめよう、無い物ねだりをするのは。
無い物ねだりが習慣になると、努力しなくなる。
時間を無駄に使うのがくせになる。
人生は有限だというのに。
無い物ねだりが癖に、習慣になると、
「無いから」自分がだめなのだと、自分以外のもののせいにして、努力しなくなるのだ。学ばなくなるのだ。
ただひたすら、相手のせいにし、現実をみなくなる。
現実に感謝しなくなるのだ。
それはとても、時間を無駄にすることになる。
現実では、本当はたくさんのものや愛をもらっていて、助けられて、恵まれているのに。
あの人は自分よりいいものを貰っていると、勝手に自分を悲劇のヒロインにしてみたりすることになんの意味があるのだろうか。
愚痴をいう時間があるなら、今というもう一生やってくることのない大切な時間を、「感謝の気持ち」で満たし、自分が今出来る事をやったほうがどれだけ素晴らしいか。
あれがない、これがないと考え続けるより、あれもある、これもある、なんて幸せなんだろうと
「感謝の心で自分を満たす」癖をつけたほうが、人生は幸福になりやすい。
練習してみよう。
今日声をかけてくれた知り合いに感謝。いつも一緒に生活してくれる人に感謝。仕事と予定をくれる上司や会社に感謝。美味しいものが作れる自分に感謝。美味しいものを作る材料を作ってくれる人に感謝。
もし、自分よりいいものを持ってそうな人がいて、いつも劣等感を感じているなら、あの人はいいなー優秀でいいなーと考えるのではなく、「あの人がいてくれたおかげで、あの人に近づこうとモチベーションをくれたあの人に感謝」と思ってみよう。
そうしたら、自分に持ってないものを持ってる人に出会えば出会うほど、劣等感を抱くのではなく、モチベーションを自分に与えてくれる、感謝の対象がどんどん増えて幸せになるから。
もし、嫌だなと思う人がいたならば、もちろんその人から離れるのもいいけれど、職場などで離れることができないのなら、「苦手な人でも、この世に全て悪い人なんていない。なぜ苦手だと思うか?それは自分にとって不都合だからだ。自分にとって不都合な人間を悪だと安易に考えようとしていたことに気づかせてくれた苦手な人に感謝します。」と思おう。
それは本当のことだから。
決して100%全て悪い人なんていない、ただその人の自分にとって苦手な部分を見ているだけに過ぎない。
それはそれで、苦手な部分と同じくらい、いい面も必ずあるのが人間なのだ。
全て、自分にとって、都合のいい人間ばかりではない。もちろん自分にとって都合がよければ、楽に生きられるから人間は、「自分とって都合のいい人間を、良い人間だとレッテルを貼る」ようには出来ているけれど。
人間なんて小さな生き物で、ちょっと自分の思い通りにならなかっただけで、気分を害し、子供じみた愚痴を言ったりする。
もう子供じゃないなら、自分の気持ちは自分でコントロールできるようにしよう。
いつまでも子供でいてはいけない。
いつまでも無い物ねだりはよくない。
それは時間の無駄だから。
もし「すべてのものに感謝できるようになれば」その人は、どんな境遇に出会っても、どんな人間に出会っても、何が起こっても、幸せでいられるだろう。
実を言うと、幸福感とは、とてもシンプルな考えで出来上がっているのだ。