なぜ妊娠しないのか?叩きつけられた現実。
年齢のせいですね〜という言葉が正しいかわからない。
ただ言えることは、卵子も、精子も、どっかしら人間の形になることができない、染色体異常のせいが大半だ。
それは受精卵の染色体異常のスクリーニングをすればよくわかる。
卵がたくさんあっても、使えないものばかり。
でも、たくさんある卵子の中のどれかが、もしかしたら、一部、染色体がまともなものがあるかもしれない。
しかし、それを選ぶことはできない。
排卵誘発を使っても、取れるのはごくごく一部。
それを何回も繰り返し、まるで、ガラガラ回す当たりくじのようなものが、体外受精だ。
顕微授精したとしても、それが、染色体異常じゃないから、受精できたわけではない。
染色体異常でも、受精できるのだ。
でもそれは、着床させても、化学流産として、生理となって流れていく。
20代の時は、その当たりがでる確率が高いだけ。
40代になれば、当たりの確率がひくくなるだけの話だ。
それは、確率のはなしであって、子供を産みたい年齢までに、そのあたりが出るのが、間に合うかは、運次第。
悩む、苦しむのは、
自分の思い通りにならないからだけの、話。
そこだけに、注目するから、
うまく行かないことに、注目するから、
苦しくなる。
人生ぜんぶ、結婚生活全部が、うまく行かないように、見えてくる。
でも毎日、笑ってるときのほうが多いはずだ。
くだらないことで、笑う。
一緒に夫婦でおいしいもの食べる。
仕事で疲れても、愚痴を言い合える。
テレビ見ては、意見を交わす人がいる。
お休みをいう相手がいる。
結婚のはじめはそれだけだったのに、隣の人に子供ができれば、なぜ、うちには子供ができないのか、悩み始める。
きっと子供ができれば、こんどは隣の子は国立行けたのに、うちは公立で悔しいと思うようになる。
となりのうちのほうが金持ちだと知れば、自分に劣等感を感じ、
通りすがりの若い子を見ては、自分の老化を気にする。
本当の幸せは、自分の中でしか、生まれない。
なぜなら、自分の思い通りにいけば、幸せを感じるなら、そんな人生この世に存在しないからだ。
25歳のままでピチピチで美しくいたいと思っても、必ず老いて死ぬ。
それは、自分の、思い通りにならないのだ。
無理強いはよそう。
ある年齢になれば、とても低い格率でしか妊娠は望めない現実を受け止めよう。
そして、得られないからこそ、できることに、全力を注ごう。
凹んでるいるだけ、無駄。
悩んでるだけなら、無駄な時間。
その問題が、解決できそうにないのなら、違う問題に取り組んだほうが、幸せになる確率は、上がる。