300万振り込んできたサイコパス夫。
昨日の宣言どおり、今日300万円が振り込まれていた。
ちょっとびっくりしつつ、なんだかモヤっとした。
とくに喜びはない。
私は貯金することがあまりないから、自分の通帳に200万以上入っているのを初めてみた。
だっていつも100万超えてくると、使ってしまうから。
数字が増えた通帳をみて、サイコパス夫がどんな気持ちで入れたか想像できなかった。
もらった方も虚しいが、振り込んだ方はそれ以上に虚しさを感じるのかもしれない。
私が譲らないから、離婚か、離婚しないかないから、サイコパス夫は弁護士などに相談して、2日で300万づつ分けていれようとしたのかもしれない。
私にはその策略がわからない。
だけど私にとって金額はどうでもよかった。
サイコパス夫は私に頼み込んだ。
今日と明日、300万づつ振込むと。
だけど、途中で気がかわったのか、サイコパスの勝ち負けにこだわる自分都合がまたにょきにょきあらわれてきたのか。
私が仕事から帰ると、サイコパス夫は私にいった。
明日振込む300万、払うけど、少し考えさせてほしいと。。。
あ然とした。
さすがサイコパス夫。
最後の最後まで、私に嘘をつこうとする気があるらしい。
ここまできて、また私との約束を、いろいろ理由をつけて、守らない気らしい。
ここまできて、自分をとることしかできないのかと。
私は600万もらっても、それをどうしようかなんて考えはない。
散財しようなんて思わない。
逆に何かあれば、サイコパス夫に戻そうかと少し思ってたくらいだ。
どんなに通帳にお金が入っていても、私はかわらない。
通帳にお金が入ったら少しは心の余裕はできるかもしれないけど、それで幸せになることはできないことを知っている。
お金は大切かもしれないけれど、それよりも大切なものがあることを私は知っている。
サイコパス夫は、自分が嘘を平気でつけるからこそ、人を信じられないのだろう。
自分と同じことを相手もするんじゃないかと不安になるのだろう。
かわいそうな人だ。
私は明日お金が振込まれていなかったら、そのまま離婚することを決意している。
それは、彼のやったことに私がけじめをつけるための、私への約束だからだ。
彼が私との約束をやぶったら、こんどこそ、彼から身を引こう。
そう、決意したから。
お金の問題ではない。
3つの約束を私は自分との約束のために守る。
妥協もしない。
サイコパス夫の譲歩にものらない。
私は私が決めたことをする。
けっして守れないような大変なことを約束させたわけではない。
彼が払えるだけのお金、彼が引越し屋にいける時間があることも知っている、そして、けっしてこの先、もう嘘がつけないように、誓約書をきちんとつくり、きちんとお互い約束して公正証書に出すこと。
これは彼に出来ないことではない。
本当に私とやっていきたいと思ったらだ。
しかし、それは難しいのかもしれない。
もう55年も自分のことしか考え生きていない人が、女遊びが好きな彼に、私のことを理解するなんて。
彼を変えようとした時点で私の負けなのはわかっている。
だけど、それでも、私は私との約束を一度でも守れるなら、それは可能性が0ではないことを意味する。
無駄なかけなのはわかっているのに、私の中の良心が、それでも前向きに彼を見てる、私のバカさ加減は身にしみている。
でも私のいいところは、ちゃんとしっかり、最後まで、できるところまでやることだ。
逃げたりしない。
心が折れても、持ち前の健忘症で、痛みも忘れられる自分の性質も知っているから。
このサイコパス夫との、この時間も、きっと、未来は、笑って話せる時が来るかもしれない。
私の心は決まっている。
だから、大丈夫。
今日はもしかしたら最後のサイコパス夫につくるご飯になるかもしれないので、いちをお味噌汁と、アボガドサラダだけは作っておいた。
本当は最後の晩餐になるかもしれないから、もっといいものを作りたかったのだけど、気力が足りなかった。
まあ、お味噌しだけでも、わたしの良心が少しでも伝わればそれでいい。
明日、やっと、長い、決着がつく。
良かったのは、直感に従って、ちゃんと次の住む場所を契約しておいたことだ。
それだけは、自分を褒めてあげたい。
3人に1人は離婚する時代だ。
明日、サイコパス夫とのご縁がまだあるのか、それとも別々の運命に歩いていくのか、決まる。
悪いことが起こっても、それは次に出会う良いことの、延長線でしかない。
ただそれだけ。