少子化問題、結局は面倒くさいの結果ではないか?
一生懸命少子化対策でお金をばらまくが、そのつけは、その産まれた子供たちが増税という形で払う羽目になる。
お金をばらまいても、結局は子供は増えない。
なぜか?
面倒くさいからだ。これに尽きる。
子供を産み育てるという価値より、大人たちの自分たちの娯楽を優先したい価値の方が高いからだ。
先進国とは、ある意味、一度成長しきった国だ。
その後は衰退の道を歩みかねない。
昔はお父さんが仕事で疲れて子育てなんて母親の仕事と割り切っていた。
お父さんは休日はテレビでもゴロゴロみてればよかった。
お母さんも専業主婦で、子供を育てるのが仕事だった。
それが今や、女性は自分で仕事を選び、生きがいにできるようになってしまった。
男性と同じくらい、女性が仕事をすることが当たり前になった。
どんどん男女の役割は同じになった。
だけれど、それは女性が社会で生きる楽しさを見出してしまったことになる。
子供がいないからといって、親に何かいわれることはなくなり、あなたの好きなようにしなさいと女性も言われて生きるようになった。
結婚だって、まーあなたが一人で生きていけるならと思う親が増えた。
そして社会で程よく稼ぎ、一人で生活できる女性の自信が生れた。
そうした時に、女性=結婚=出産しなくてはいけないという思考は薄れる。
晩婚、いい男性がいなければ、無理して結婚しても、と考える、わざわざ結婚しないのに、誰のどことも分からぬ妊娠、出産を望む、リスクの高い、時間の縛られる道を求める女性は少ない。
それは都心であればあるほど、加速する。
都心とは養老さんがいうように、子育てに向かない場所だ。
子供は大人の世界からは追いやられる。
うるさい子供は大人のレストランには入れない。
都心に住む仕事をする女性はとつぜん、あらゆる制約を受けることになる。
妊娠したからといって、大っぴらにしずらい職場、厄介者に突然レッテルを貼られる。
子育てするにも、うるさい子供は煙たがれる、公共機関を使うには、細心の準備とうるさくしないように注意をいつも払っていなくてはいけない。
だいたい都心では、子供は異物になってしまうのだ。
子供は自然の生き物。
大人のように頭だけでものを考えて行動するようにはできていない。
大人の都合なんてお構いなし。
そんな都心での子育ては気苦労が多い。
じゃあ田舎に行くべきか?
もっと自然の多い場所でのびのびと子育てをすれば、、。
それは、いわは、今まで仕事をやってきた女性の、ドロップアウトを意味する。
田舎にいって、子育て、突然いままで手にしていた都心での生活、仕事から遠のくことになる。
子供は育ち、巣立っていく、残された女性は仕事は程よいものしか、残されていない。
もちろん、子供が産まれて、我が子の笑顔をみたり、成長を見るのは楽しいだろう。だけれど、すでに、子供がいなくても、仕事に邁進し、趣味や自分の時間を楽しんでいる女性にとって、ある意味なくても生活できてしまうのだ。
漫画みたいに、リッチな夫のもと、跡取り息子を産まなくてはいけないと宿命をもって結婚するならまだしも、、。
一般的な家庭をもって、旦那の稼ぎもそこそこ、女性もうかうかお家に入れない状況が垣間見れている時に、子供を背負うリスクのほうが、今の女性には大きいのだと思う。
ただお金を少しばかりばら撒いて(その分、産まれた子供たちが働くときには返してね♪増税増税♪)では、子育てって一年で終わるわけじゃないからね、そう簡単に子供産みたいとおもう女性が増えるはずがないと思う。
だってそれ以上に、自分の時間とお金を子育てにかけなくちゃいけないんだもーーん。