妻の健康より、子供を望む夫に落胆した話。
子宮頸がんの検査結果でガン手前の状態ということがわかった。
私は怖かった。
だけれど、夫はそれよりも子供が早く作るほうを気にしていた。
子宮頸がんになる前に子宮頸の手術が進められているがそれをすると、そのあとの子作りが遅れること、また妊娠したあとに早産になる可能性が2倍になること。
彼は私がもしがんになったとしてもその時は子宮をとればいいと思っているのだ。
私の体がガンになることよりもその手術は後回しにして、子作りを優先させることに賛成している風だった。
いつまでたっても、子供ができなくても、二人で仲良く暮らしていこうという言葉は夫の口からは出てこない。
夫にとって私はただ自分の欲しいものを得られるだけの都合のいい妻なのだろう。
昔から思うが、男性というのは、言葉だけの上辺でいいことをホイホイいうものの、たいてい、行動が伴わない。
それを指摘しようものなら、逆ギレ、もしくは私のせいで、行動しないと言ってくるのだ。
とにかく私のであった男性というのは、自分に都合よく動かない女は、自分に逆らう女だと敵対してくる。
冗談じゃない。
私は一人の自由を尊厳される人間の一人だ。
夫の所有物でも、夫の都合のいい家政婦でも風俗嬢でもない。
だいたいケチなのだ。
自分に都合のいいときだけ、優しくし、自分に不都合になると、勝手にやってという。
金のかかる女は嫌だ、ご飯をたくさん食べる女も金がかかっていやだ。
自分が年をとったときに介護してほしい、それまで働いてほしい、それができることが自分に対しての愛だと言い張る。
それができないなら、愛がないんだと責められる。
くだらない愛だ。
愛なんて便利な言葉で奴隷のように使おうなんて、最低である。
自分に不都合なことには怒鳴り散らす、車に乗ってたら降りろといい、捨て台詞は怒鳴り散らして車で去っていく。
浮気はする、自分は30代の時にモテたと、女をセックスの、対象と自尊心を満たすためでしか考えてない自慢話は聞いててクソだと思う。
いやそんな旦那と結婚した自分が悪いのはわかっている。
分かったのに別れていない。
それはタイミングがあるのだ。
離婚というのは計画的にしなくてはいけないのだ。
もう捨て台詞も怒鳴り声も、ものに当たり散らしてうるさい音と怒鳴り声も、汚い言葉も、もう聞きたくない。
仕事で疲れた時にテレビのワイドショーに対して文句を私に言われても気分が悪いだけ。
とにかく、もうお金でも家でもなく、元奥様がスーツケースを持って出ていった心情がよくわかる。
幸いにも2回の流産で今だに子供はいない。
まーそれはよかったのだろう。
そういうことだ。
私と別れても、またどうせ出会い系アプリで30代後半の女性に年齢詐称して近づいて騙すのだろう。
高い店に連れて行って、そういうキラキラした場所が好きな好奇心旺盛な女性を引っ掛けるのだろう。
それしか手はないしね。
でも夫はまた同じくり返しをするのだと思う。
また女に怒鳴り散らすようになり、自分に都合がいいように黙らせようとするのだ。
まあこれ以上悪口いうのも気分が悪くなるのでやめておく。
とにかく私はまだ離婚せず、6月に手術をきちんと終わらせること、そのあと3ヶ月後くらいに経過をみること、ちゃんと長くできる仕事を探すこと。
ちゃんと準備と計画が必要なのだ。
現金も保有できるようにすること。
引越し先は前と同じでいい。
いろいろな準備が必要だ。
そして今年で44歳。
ひとりでも生きていけるように、また自分の素直な気持ちで生きられるように。
今度こそ再出発できるように。
まだ人生は長い。
まだそう簡単には死ねない。
死ぬときになるべく後悔しないように。
ちゃんと自分に素直に生きよう。
離婚は計画的に。
でも今は目の前のカードの「自分の健康」のカードを選んだのだから、それだけを見て生きていこう。
まだそれが得られてからでいい。
離婚や家探しや現金化は早めに100万円は確保するとしても、他はぼちぼちでいい。
まずは身体の健康、そしてなるべくストレスを減らす為にも、旦那のケンカにならない。
心の健康に目を向けようと思う。
ちゃんと選択したのだから、それをちゃんと手に掴もう。