恋愛と結婚の違い。
恋愛の延長線上に永遠と続くだろうと思っているお花畑の少女たち。
そんなことはない。
現実にないからこそ、漫画や映画で理想のラブストーリーが描かれ、憧れるようにして見るのだ。
恋愛と結婚の大きな違いは
恋愛は相手に求めることで成り立つ。
結婚は相手に求めないことで成り立つのだ。
これを一色単にしようとした時、離婚になる。
恋愛の初期は、まだ相手に理想を描いている、キラキラフィルターがかかっている状態だ。
けれど24時間一緒に生活すれば、いずれそのキラキラフィルターもなくなり、現実的で見たくないものが見えてくる。
その時、相手にキラキラフィルターのような人物になって欲しいと願えば、結婚は破綻となる。
キラキラフィルターは、恋愛ホルモンによって作られるのだから、その約2.3年の時期が過ぎれば、そのホルモンを二人で分泌し続けることは難しい。
キラキラフィルターは無理だとわかった時、ここで他の人でキラキラフィルターを続けるために、別れるか、または相手に求めない家族という形式の関係に移行するか別れる。
別れるか移行するかは、二人の意見が一致しなければ、進まない。
別れるときはどちらかが、その場を立ち去ればよいのだけど、そう簡単なものではないから、関係悪化の上で悲しいお別れをすることになる。
相手に求めないことは、キラキラフィルターから比べれば、寂しいものに感じるかもしれない。
でもそれが結婚し、家族になるというものだ。
相手の嫌なところも含めお互いに前を向いて歩いていく。
お互いを見つめるというより、お互いが前を向いて歩いていくのだ。
キラキラフィルターの時のドキドキもないし(それさえ忘れてしまうけれど)、生活じみていて憧れもないけれど。
それでも一緒にいることで、プラスとマイナスを足した時、少しでもプラスになっていれば、程よい距離で結婚という制度はつづけていくことができるだろう。
相手に求めない。
求めるのは自分自身にがちょうどよい。