男性不妊の現実。
もしかしたら、あなたの精子はDNAが損傷していて、子供が作れない精子かもしれないという現実をみんな知らない。
男性は射精できればいい、毎回作られるから年齢なんて関係ない、いつだって若い女性とセックスすれば男性が年老いてもいつでも子供が作れると思っている。
しかし、不妊治療で行われる、顕微授精はある意味、男性不妊治療といえる。
精子が卵子と受精する能力が低いから、他人の力を借りて、精子を卵子の中に直接入れてあげるのだから。
また顕微授精を、繰り返しても、妊娠できない場合、もしかしたら精子の先天的なDNA損傷により受精できないのかもしれない。できたとしても能力のない精子から妊娠しても、流産の道をたどる可能性が高い。
その場合、精子提供を考えるしかない。
でも男性が本能的に他人の精子を使って子供を作りたいとは思わないだろう。
男性が若い美人の卵子提供を受けたいと思っていたとしても。
女性は不妊治療に悩んで食生活を改善したり、年をとっていく自分に苦悩すると思うが、実のところ、その不妊治療の成果がでない、半分の可能性が、男性不妊だということを知らないし、わかりたくないのだ。
まさか自分のパートナーが子供を作れない精子しかもっていないと知るのは、子供を諦めることになるから。
なぜなら男性は自分以外の男性の精子と妻の卵子から子供を作りたくないからだ。
男性は不妊は女性が高齢化したからできないと思って妊活を辞めるが、実をいうと自分に子供を作る能力がなかったということを知らないのだ。